脳の異常はAIが診断する時代!? 「メディカルAI」今週の5本(2020年5月第5週版)

   
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最新研究をサクっとキャッチアップできる「今週の5本」シリーズ。今週のメディカルAI編では、以下の5つの最新AI研究に注目していきます!

今週のラインナップ
1. アルツハイマー病予測の新たなAIモデル
2. 睡眠中の脳波をAIが解析
3. 脳のどこがダメージ受けた?AIが判別
4. ゲームを通じて失読症を発見する
5. AIが生成する画像の落とし穴に注意

今回も手術支援AIベンチャーCEOの河野健一医師にコメントをいただきました!






手術支援AI事業を展開している河野先生のiMed TechnologiesはAIエンジニアを募集しています!関心のある方はこの記事の下部をチェック!

アルツハイマー病予測の新たなAIモデル

アルツハイマー病は、世界中の認知症の主要な原因であり、アメリカにおいては65歳以上の10人に1人が罹患しています。高齢化に伴い、今後もますます罹患者数が増加することが懸念されています。アルツハイマー病は早期発見により改善を見込めるため、特異度・感度が不十分な現在の検査法の改善が急務となっています。

そこでアメリカの研究者らは、MRI画像、年齢、性別、認知症の診断に用いられる質問への回答(ミニメンタルステート検査スコア)のデータを用いて、アルツハイマー病のリスクを予測できるAIを開発しました。このAIによるアルツハイマー病の検出能は、神経科医の診断よりもわずかに優れていたほか、疾患リスクの高い脳領域を判別することもできました。こうした研究は、アルツハイマー病の新たな検査法につながっていくでしょう。

ソース: Development and validation of an interpretable deep learning framework for Alzheimer’s disease classification

河野先生のコメント

アルツハイマー病は認知症のひとつですが、認知症の早期診断は簡単ではありません。

人は皆、年齢とともに記憶力が落ちてきます。みなさんも「最近物忘れが多くなった」と思われたり、周囲の方がそのようなことを言われたりするのを耳にすることもあるのではないでしょうか。加齢に比べてその進行が早いのが認知症ですが、早期の認知症では加齢との区別が難しく、診断が難しくなります。

今後は本研究の成果を如何に実社会に導入していくかが重要になってきます。研究と実社会への応用に架け橋を掛けることは大きなハードルがあり、そこを見据えた連続的な研究・開発のプロセスが大切です。

関連記事: アルツハイマー「脳の特徴から」特定か。3つの機械学習使用

睡眠中の脳波をAIが解析

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