中国で人工知能(AI)は何に使われていると思いますか?〜税務の場合〜

   
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こんにちは!「Mitsuyeol」と申します。高校まで中国で過ごしていた帰国子女です。

中国におけるAIの開発は現在すごいことになっています。AIに関する論文の発表数は中国が世界一というデータも出ています。

そこで中国におけるAIの実情をエビデンスでお伝えすべく、論文をピックアップして紹介していきたいと思います。


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さて、近年では、AI技術の発展により新たな分析・統計ツールが提供され、税務専門家(税金の確定申告を行う人)はより効率よく、簡単に働けようになりました。しかし、AIの発展には一定の限界やリスクがあることは認識されなければなりません。

中国広東省にある中山大学のZhuowen Huang研究者の研究を発表したいと思います。研究者は、実際に中国における税務でのAI技術の活用の問題点や展望について議論しました。

【論文】中国における人工知能、その税務に関する調査結果

タイトル:
Discussion on the Development of Artificial Intelligence in Taxation
掲載ジャーナル:
American Journal of Industrial and Business Management
著者:
Zhuowen Huang
掲載日:
2018年8月
論文を読む

中国のAI技術の実態から未来を予見

まず人工知能の概念から考え、発展の概況を見た上で問題点を明確に示し、この技術の将来性について考えていきたいと思います。

人工知能の概念とは

人工知能(AI)とは、機械を「知的」にする技術を指す広義の用語です。AIの研究や応用では、自動化を用いて人間の知能を強化または複製し、機械の分析能力や意思決定能力を向上させています。AIは、経営者がより簡単に複雑な意思決定ができるように前例のないツールを提供し、様々な業界の内部組織変革の触媒としての役割を果たしています。また、複雑で時間のかかるタスクをより効果的かつ効率的に完成させることを目指したものです。






いつかAIが人間よりも頭がよくなる時代が来るでしょうか…

これまでのAI技術の発展の概況

AIのプロトタイプは、1948年に誕生した、障害物に遭遇した際の刺激を認識して反応できるロボットのことを指します。その2年後、機械は人間とほぼ同じような勉強思考能力を持つことが提唱されました。その後、ダートマス大学のワークショップで「人工知能」という用語が初めて提案され、AIが学問として誕生しました。それ以来、AI技術は様々な分野で注目を集めています。

中国インターネット網情報センター(CNNIC)が発表した2017年の第41回「中国インターネット発展統計報告」によると、世界には2542社のAI企業が存在し、そのうち米国は1078社(42.4%を占める)、中国は592社(23.3%)となっています。

皆さんが知っていそうなAI製品として、アップルの「Siri」や自動運転搭載車、仮想現実のヘッドマウントディスプレイなどがあります。

税務の分野においては、このように発展し続ける技術は自動税務監査や意思決定をより効率的にでき、政府による監督・監視にとって欠かせない役割を果たしています。

自動運転の話になると、日本でもやっとレベル3まで解禁されましたね。筆者の祖父は実際今自動運転車を買うか悩んでいるみたいです。自動運転の普及で障碍者やお年寄りでも車を運転できる時代も遠くはないですね。

AI技術は税務領域においてどのように活用されていく?

さて、人間の手によって行われている業務の代表例として「税務」が挙げられます。少しでも効率化できないものでしょうか。

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Mitsuyeol

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就活で忙しい理系大学生です。最近はメルカリで物売ることにはまっています。

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