【精神科医×AI論文】メンタルヘルスケアへのAI導入、期待と不安。

   

「心」は我々にとって、最も大きな問題の一つです。

最先端の科学技術では、身体の可能性を最大限に高める試みがなされているのにもかかわらず、「心」に関しては未解決のままになっている問題が多く存在しています。

多くの人は、AIの活躍する現在から未来にかけて、精神医学がどのように変わっていくのか、ほとんど想像すらできないのではないでしょうか。

今回の連載では、精神科医をナビゲーターに迎えて、読者が知ってなるほどと思える論文をもとに、「AI時代のメンタルヘルスケア」の世界をレポートします。

【Asa-jirow】

精神科医。ゲーム製作会社,法律事務所勤務を経て医師に。AI学会会員。意識のハード・プロブレム,人工人格について考察中。

現場の医者たちは何を危惧し、何を期待しているのか?

AIは精神科医療にも変革を起こしつつありますが、当の精神科医たちはそのことをどう思っているのでしょうか?

各国の精神科医を対象とした意識調査の結果が論文として公表されていますので、内容を紹介したいと思います。

【論文】世界中の医者に聞いた「AIにより訪れる未来」

タイトル:
Artificial intelligence and the future of psychiatry: Qualitative findings from a global physician survey.
掲載ジャーナル:
Digit Health.
著者:
Blease C, Locher C, Leon-Carlyle M, Doraiswamy M.
掲載日:
2020年10月
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機械化がもたらしうるメリットとデメリット

今回紹介する研究の目的は、「AIや機械学習といったテクノロジーが精神科の医療現場にどのようなインパクトを与えうるか、複数の国の精神科医の意見を集約すること」でした。

どのような方法だったか。
2019年春、22カ国791名の精神科医を対象にウェブ調査が実施されました。

編集者注:
日本には国内の医者が登録するウェブサービスの企業が存在しますが、グローバルに22ヵ国の医者から意見を集約するのは並大抵でできる作業ではありませんね。

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