ドローンで「苗の数を推定」システムを開発(AI×農業)【論文】

   
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身近な食べ物である米にまつわる重要な技術を紹介しよう。

課題:ヒューマンビジョンに頼りきる苗の数量推定

日本に限らず、アジアを中心とする世界の広い地域で米が食べられている。そんな米の収穫現場において、稲の苗の数は収量を決定するための主要な要素の一つである。

しかし、この苗のカウント作業は現在、人間の視覚に頼っているため、煩雑で時間のかかる作業となっている。このようなデータを高速かつ正確に取得する代替方法があれば、作物管理の効率性を向上させ稲の収量をより早く推定し、事前に生産高を把握することが可能になる。

この農業の効率化の第一歩ともいえる苗の数量推定をめぐり、画像認識システムを活用した画期的な技術が、近年次々と生み出されている。今回はそのうちの一つ、中国にある北京研究センターのJintao Wuら研究者の発表を紹介したい。

研究者らは、無人航空機(UAV)を用いて育苗段階の圃場画像を取得し、深層完全畳み込みニューラルネットワークに着想を得た回帰ネットワーク(Basic Network)を用いて稲の密度マップを回帰させ、圃場のイネの苗の数を推定するシステムを完成させた。

テーマ:UAVを用いた苗の数量推定システムの開発

まずは Jintao Wuらの研究におけるミッション・手法・結果をまとめた。

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