近年、材料開発にAIなどの情報科学を活用する「材料情報学(MI)」 の研究が注目を集めている。MIの研究は、学術的およびビジネスの両方の観点から新規材料の発見を加速させていく。
MIの研究に利用できる機械学習ツールは既に公表されている。しかし、これらの機械学習ツールをコンピュータで実行する際には適切な環境設定をする必要があり、材料科学研究者などの非プログラマーにとっては非常に煩わしいハードルとなっていた。

理化学研究所の寺山らは、機械学習技術を用いた材料開発は非プログラマーにとって敷居が高いという課題に着目し、ユビキタス性が高く、より多くのデバイス上で実行可能なツールの開発を試みた。結果、外部パラメータ不要でWindowsで実行可能なアプリケーションの開発に成功した。
材料科学者向けのWindowsアプリケーションを開発
その研究のポイントはこうだ。
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