やりすぎ?中国の大学生はAIで行動監視されているらしい。

彼らのつくったAIは、学生が集中しているのか寝ているのかスマホをいじっているのか検出してしまう。

中国は南京にある「中国薬科大学」の教室には、AIカメラが回っている。学生の行動を監視して、授業をサボっているかどうかをチェックするソフトが搭載されている。

南京地元の出版物「The Paper」によると、中国のスタートアップMegviiによって開発されたAIは、カメラを通して教室内の学生を監視し、

  • 出席ペース
  • 集中度
  • 教科書を読んでいるか
  • スマホを触っているのか
  • 昼寝しているのか
  • 何度手を挙げたのか

を理解して記録するそうだ。

このシステムは「中国薬科大学」のキャンパス全体でアクセス管理にも使用されており、

  • 図書館
  • 研究室
  • 学生寮

などの施設の入り口にも設置されている。

同大学の図書館情報センター所長の徐建鎮氏は、「個々の学生がわずか数秒で認識されるため従来の方法よりも速くて便利」と語った。

メインの「行動監視機能」は2つの教室のみでオンになっているが、このトライアルがうまくいけば大学中で使用されるという。

学生からの反発

当然、一部の学生からは「この技術はプライバシーを侵害する危険がある」と批判が出た。しかし大学は「すべての関係当局に確認した」として批判を退けている。問い合わせの回答はこうだったのだ。

“中国の教室は、データを自由にキャプチャーできる「パブリックスペース」として認められている。”

新進気鋭のAIベンチャー

さて、このシステムを開発したのはMegviiというスタートアップで、中国では顔認識技術で最も有名になっている。2011年に設立されて、2019年の5月にはシリーズDで評価額は40億ドルを超え、調達額は7億5千万ドルだったという。

Magviiは公的機関との連携を積極的に行なっているらしく、警察等の法執行機関が犯罪者を検索するために使用する顔認識プラットフォーム”Face++”の開発を行なっている。しかもこれはオープンプラットフォームで、無料のAPIまたは有料のソフトウェア開発キット(SDK)を提供している。それらツールは世界で最も広く使用されている顔認識ツールの一つだそうだ。

Magviiは最近になって、香港でさらなる調達を狙っているそうだ。ロイターによると5〜10億ドルの範囲で調達ができるだろうと報告している。とある関係筋によると2019年度の終わりにはIPOすら可能性があるようだ。

この勢いには中国のAI戦略の後押しも大きい。
中国は2017年に、2030年までに国内で1500億ドル近くのAI産業を構築すると計画を発表しており、AIに本腰を入れている様子だ。

原文

Chinese university deploys facial recognition tech to monitor student behavior

AI Business

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