AI「それアルツハイマー病ですよ!」【AI論文】

   
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最終更新日:2019/10/31

カリフォルニア大学とサンフランシスコ大学の研究者たちはとある研究をNature系の論文誌に発表した。それは、

AIがアルツハイマー病の正確な検知を素早く行うことができる!

というものだ。

詳細

・機械学習モデルが研究者Duggerらによって開発された。
・アミロイド斑と呼ばれる、脳内のタンパク質断片の塊を検出することができる。

アミロイド斑とは:
神経細胞の結合を破壊するタンパク質。アルツハイマー病の人々の脳内に存在する。

・Facebookがキャプチャした画像の顔を認識する方法と似ている。
・UCデイビス病理研究所の助教授がUCSF神経変性疾患研究所の助教授のチームと組んだ。
畳み込みニューラルネットワーク(CNN)にて何千人ものラベル付きの例に基づきパターンを認識できるコンピュータプログラムを設計している。

機械学習モデルの訓練に必要だったこと

・43の健康な脳サンプルと病気の脳サンプル

・それらからの50万枚のクローズアップ画像

・そのうち数万枚の画像にラベルを貼る作業(※)

※ Tinderのようなソフトで1時間あたり2000枚の画像に対して「Yes」「No」のラベルをつけることができる。開発者のDuggerは最終的に7万枚こなした。

結果と展望

肝心の精度は驚異の、

98.7%。 ーこれは人間の医者よりもはるかに優れた能力だ。(Duggerの能力も超えている。)

「それでも専門的な神経病理学者にとっては補完的なものと考えるべき」

研究者は語る。

「病理医はまだ必要だ」

原文

https://www.aiin.healthcare/topics/research/hallmark-alzheimers-disease-detectable-through-ai


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