副作用の少ない「天然由来の抗がん剤」をAIで見つける (AI×医薬品)【論文】

   

「オーガニック」は食品や化粧品だけでなく、薬にも求められているようだ。

もくじ
課題:副作用の少ない抗がん剤が求められている
テーマ:機械学習を活用して天然物由来の新規抗がん剤を探す
目的:天然化合物の中から薬になりそうな化合物を分類する
手法:抗がん活性を持つ化合物の分類モデルを構築した
結果:天然物由来の抗がん剤候補を12種類発見した

課題:副作用の少ない抗がん剤が求められている

がんは、世界中で高い罹患率と死亡率が報告されており、その発生率は今後20年間で約70%増加すると予想されている。そんな中、がん治療の一つである化学療法は、あらゆる種類のがんの進行を抑制するため、広く使用されている。

近年、がんの進行の根底にある分子メカニズムの解明が進んだことにより、膨大な数の抗がん剤が開発されてきた。しかし、多くの化学合成された抗がん剤は、主に免疫系抑制の形で、患者に多くの副作用をもたらす。そのため、害の少ない天然物に基づいた新規抗がん剤の開発が求められている。

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副作用の少ない天然物由来の抗がん剤候補の探索という課題において、実際にどんな研究が行われているのだろうか。イスラエルにあるアルカシミア大学のAnwar Rayanら研究者の発表を紹介したい。

彼らは、機械学習アルゴリズムを用いて、抗がん活性を有する化合物の特徴を見つけ出すことで、天然物由来の新規抗がん剤の探索を試みたのだった。

テーマ:機械学習を活用して天然物由来の新規抗がん剤を探す

まずはAnwar Rayanらの研究におけるミッション・手法・結果をまとめた。

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masashi

投稿者の過去記事

大学院では薬学の研究を行っていました。主に創薬・製造・金融分野におけるAI活用を掘り下げたいと思います。Twitter:@masa05240112

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