AIはハッカーから車両を救えるか(AI×自動運転)【論文】

   
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インターネットに繋がっている物なら何でも、ハッカーはどこからでも狙ってくる。たとえば車でも。
それは、理論的に可能なだけでなく、実践的に可能なのだ。
すでに車をハッキングするツールは完成された例がある。
何より怖いのは、同じ土俵ならセキュリティは常に後手に回るものだということだ。


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では、最も恐ろしい事態を想像してみよう。
5年後の未来、あなたはレベル5の完全自動運転車に乗って東京を家族とドライブしている。渋谷の交差点を通過するとき不意に車のアクセルが強まり、ハンドルは右いっぱいに回る。
家族は車内を転がる。車外からは衝突音と悲痛な叫び、悲鳴が聞こえる。あなたは緊急安全装置に手を伸ばす。作動ボタンを押そうとしても、その様子を見ているように車体は激しく揺れて邪魔をする。ハッカーたちは車とWiFiネットワークで繋がったスマートフォンのカメラを通して車内の様子を知っている。やっと動きが止まり、警察が駆けつける。ハッキングの痕跡は残っておらず、それどころか手動運転への切り替え履歴が記録されている。冤罪を免れる可能性の方が低いと悟る。

悪意をもったハッカーの手の内を知るよりも先に、できるだけ多くの対策を打っておく必要がある。
以下の論文は、研究者らがAIを緊急時の安全のために活用することを目指して開発した技術の発表である。
昨今のAI技術の強みは、コンピューターがインターネットとは切り離された環境にあっても非常に賢く体系的な判断を下すことができるようになってきたことだ。
悪意もったハッカーたちに、セキュリティ側が一矢報いることのできる時代が訪れたのかもしれない。

インテリジェント侵入検知システム」の開発

イギリスの研究者Khattabらによる対ハッキング技術の研究を以下で紹介しよう。

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