今知るべき「新型コロナ×AI」最新事例(2020年4月第5週版)#今週の5本

   
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最新研究をサクっとキャッチアップできる「今週の5本」シリーズ。今週のメディカルAI編は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)特集・第2弾」と称して、COVID-19との戦いにAIを活用している事例を5つ紹介したいと思います。

医師であり手術支援AI開発企業のCEOである、河野健一先生からのコメント付き!(新型コロナ特集第1弾はこちら

今週のラインナップ
1. 「密」な場所が地図上で分かるアプリ
2. 医師と患者が「ソーシャルディスタンス」を保つ遠隔診療
3. PCR検査不要!血液検査でCOVID-19診断
4. 血液検査から重症化を予測
5. COVID-19患者の腎疾患リスクを予測

「密」な場所が地図上で分かるアプリ






COVID-19の感染拡大防止のために自粛要請が出ている今、繁華街などでは人が減少している一方で、必要最低限の買い物をするスーパーや薬局は混雑しています。必要最低限の外出先において混雑を避ける事ができれば、さらに感染者数を減らす事ができるかもしれません。

そこで英国のLanterne社の研究者らは、衛星データと人工知能技術を利用して、人の密集具合がわかるアプリを開発しました。紛争地帯において人々が安全に移動できるシステムのノウハウを生かして、既存のグーグルマップと組み合わせることによって、行き先が混雑しているかどうかを確認できるようになりました。こうしたアプリは、人々が社会的距離を保ち感染率を下げるために役立つでしょう。

アプリは以下からダウンロードできます。
iOS版 Android版

ソース:Social distancing app uses space to save lives

河野健一先生
河野健一先生

幾つかの手法で様々な場所の混み具合をリアルタイムで推定することができます。重要なことは、プライバシーとの兼ね合いです。

スマホの位置情報を用いる場合は個人情報になるので各個人の了承が必要となります。一方でお店のレジの混み具合(10分間のレジ数など)からの推定であれば個人情報ではありません。その違いにより情報の取りやすさが異なります。

このアプリの場合はスマホの位置情報からですので、このアプリを使う人数(位置情報を提供する人数)が多くないと十分な情報を提供することができません。インストールして使ってみると有用な情報を得るためにはもう少し人数が必要に感じます(ただ、アプリとしてすでに使用できることは素晴らしいことです)。

このあたりのジレンマを上手く解決できれば、有用な情報が提供できるはずです。

☆新型コロナと戦うAI論文を一覧にした特設ページもご覧ください!
→ 新型コロナウイルス関連AI論文一覧

医師と患者が「ソーシャルディスタンス」を保つ遠隔診療

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