自宅で尿検査できるスマートトイレ登場!「メディカルAI」最新研究5本(2020年4月第3週版)

   
★AIDB会員限定Discordを開設いたしました! 会員登録/ログインの上、マイページをご覧ください。
★コンサルティングサポート(調査・研修・開発支援)をご希望の方はお問合せください。


AIDBの全記事が読み放題のプレミアム会員登録はこちらから↓

最新研究をサクっとキャッチアップできる「今週の5本」シリーズ。今週のメディカルAI編では、以下の5つの最新研究に注目していきます!

医師であり手術支援AI開発企業のCEOである、河野健一先生からのコメント付き!(バックナンバーはこちら

河野先生の企業でエンジニアとして働きたい方募集中!興味のある方はこちらよりご連絡ください!

目次
1. 便や尿から病気が分かる「スマートトイレ」
2. 肺炎の位置を可視化、新型コロナの診断補助に
3. MRI画像から病変箇所を自動で発見
4. 股関節骨折をAIで診断
5. エピジェネティクスと機械学習の未来

便や尿から病気が分かる「スマートトイレ」






便や尿などの排泄物は普段トイレで流してしまうものですが、実は体の状態を知る重要なバロメータとなります。しかし、有用性は認識されているものの、排泄物の測定研究はあまり進んでいません。

米国・スタンフォード大学の研究者らは、糞便や尿中のさまざまな疾患マーカーを検出するAI技術を搭載した「スマートトイレ」を開発しました。圧力センサーやモーションセンサーを備えており、尿や便の物理的・分子的特徴をAIが判別することで、10種類のバイオマーカーを検出することができます。このトイレは医師の代わりになるだけでなく、データを医療機関に送ることで、診断も可能になるでしょう。

河野健一先生
河野健一先生

これはいいです!!皆さんは健康診断で検尿・検便をされた経験があると思います。その時、どう思いましたか?面倒ですよね。この「スマートトイレ」はその課題を解決してくれる可能性があります。

更に毎日・毎回チェックしてくれることも、年1回の健康診断とは大きな違いになります。精度や何が分かるのかという課題はあると思いますが、近未来医療のひとつの方向性を示していると思います。「意識せずともモニタリングして病気を検出してくれる」という世界観です。

実際にアメリカではApple Watchが不整脈を自動検出して通知してくれます。これも、その世界観の具体的事例です。今後、この世界は広がりそうですね。

ソース:‘Smart toilet’ monitors for signs of disease

☆センサーとAIの組み合わせは樹木の健康も守ります!
関連記事:IoTとAIで樹々の健康を守ることはできるか

肺炎の位置を可視化、新型コロナの診断補助に

本記事を読むにはAIDBのアカウントが必要です。


※ログイン/初回登録後、下記ボタンを押してください。


■サポートのお願い
AIDBを便利だと思っていただけた方に、任意の金額でサポートしていただけますと幸いです。






業界/カテゴリー

PAGE TOP