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「加工」はなくならない
「工作機械」と聞いて、その姿や役割を具体的に思い浮かべることのできるひとは、あまりいないかもしれない。
だが、身の回りの金属製品の何割かは、工作機械なくしてはその形が出来上がることはない。板金があっても「加工」が必要というわけだ。
工作機械といえば、世界に誇るメーカー企業が日本には幾つかある。
ファナックはその代表例だろう。
さて、工作機械による加工の世界で、どのような技術手法が採用されているか?
切削加工、レーザー加工がその大部分を占める。
切削加工とは、刃物で対象を加工する手法をいう。
対してレーザー加工は、高エネルギー密度のレーザー光で対象を加工する手法だ。
レーザー加工は複雑な経路が辿れるという点で優れているものの、精度やエネルギー効率などで課題が残っている。
ファナックに話を戻せば、彼らが注目されている理由は「ロボティクス」つまり、機械制御アルゴリズムの賢さにある。ハードウェアの設計はいずれの企業も50歩100歩、ただしソフトウェアの設計に関しては、まだまだ未知の領域が残されている。
レーザー加工の技術を、AIで発展させることができるなら・・・。
今回はエネルギー効率の面から、その課題に取り組んでいる研究者の発表を紹介しよう。
レーザー×AI。無駄なエネルギーから工場を救え!
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