「新型コロナ解決に挑むAI」最新事例紹介【今週の5本・特別編】(2020年3月第4週版)

   

最新研究をサクっとキャッチアップできる「今週の5本」シリーズ。今週のメディカルAI編では特別編として、世界が危機に直面している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の解決に向けてAIを活用している事例を5つ紹介したいと思います。医師であり手術支援AI開発企業のCEOである、河野健一先生からのコメント付き!(バックナンバーはこちら

河野健一先生
河野健一先生

私は手術支援AIを開発しながら、週1回は手術や外来診療などをしているのですが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で医療現場でも対策の変化を感じています。私は感染症の専門家ではありませんが、新型コロナウイルス感染症に対して様々な形でAIが活用されていますので、私なりの視点でコメントさせて頂きます。

目次
「リスク判定」にAIを利用:2つの事例
―1. 新型コロナウイルス拡散パターンの分析
―2. 重症化リスクが高い人の識別
「診断」にAIを利用:2つの事例
―3. 肺の画像から新型コロナ感染確率を算出
―4. 胸部画像から新型コロナ罹患の有無を診断
「治療薬発見」にAIを利用:1つの事例
―5. 新型コロナに有効な既存薬をAIで見つける

「リスク判定」にAIを利用:2つの事例

新型コロナウイルス拡散パターンの分析

AIによる臨床データ分析企業である米国のJvionは、新型コロナウイルスの拡散パターンを分析するプロジェクトを開始しました。

200万人を対象にした予備調査では、高齢や慢性疾患といった身体状態や、長時間の通勤や密集した住宅地での生活などが、感染リスクを高める要因であることが示されました。分析が進むことにより、感染につながる社会的リスク因子への理解が深まるほか、医療機関が優先的に治療すべき患者の選定に役立つことが期待されています。

ソース:Clinical AI Leader Jvion Initiates Data Analysis Project to Identify Communicable Disease Patterns to Inform COVID-19 Readiness Strategies for Hospitals, Health Systems and Communities

河野健一先生
河野健一先生

我々個人として、また病院として、感染拡大や重症化を防ぐために、重要な分析結果を提示してくれています。刻々と状況が変化していますので、その変化に合わせた最新の分析結果が逐次アップデートされるといいと思いますし、それができる世の中になってきていると思います。

重症化リスクが高い人の識別

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