カーナビ進化はどこまで行くのか。標識をAI認識(AI×自動車)【論文】

   
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GPSによるカーナビの弱点

カーナビゲーションは、今や車を運転する上で不可欠な存在となっており、多くの運転者はカーナビを活用しながら運転している。

通常、カーナビはGPSを使用しているが、GPSによるナビゲーションは、他のシステムからの干渉、信号強度の問題、受信機感度の制限、マップの利用不能など、いくつかの理由により信頼性が低くなる可能性がある。したがって、このような問題が発生した場合にナビゲーションプロセスを引き継ぐためのバックアップシステムを用意するのが望ましい。

画像認識ベースのナビゲーションは、道路標識の認識が主要な役割を果たす代替ソリューションである。また、視力障害のある人は道路標識を読むことが困難な場合があるが、道路標識の自動認識は、このような個人を支援するためにも使用できる。

オーストラリアにあるメルボルン大学のKh Tohidul Islamら研究者は、既存のGPSの情報に基づくナビゲーションだけでは、他のシステムからの干渉、信号強度の問題といった状況が発生してしまった場合に対応できないという課題に着目し、ナビゲーションを引き継ぐためのバックアップシステムとして道路標識の認識に取り組んだ。結果、提案された手法は高い性能を示し、マレーシアの道路標識の認識と解釈に有効であることを示した。

提案されたマレーシアの道路標識を画像認識することでナビゲーションするシステムは高い性能を持っていた

Kh Tohidul Islamらの研究のポイントは以下の通りだ。

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