もうSFなんかじゃない。AIドローン・レースの幕開けに刮目せよ

ロッキード・マーティン(アメリカ合衆国の航空機・宇宙船の開発製造会社)がドローンレースへのAIの本格的参戦を布告しました。

AlphaPilot(アルファパイロット)

その名も、”AlphaPilotイノベーションチャレンジ”。同社はザ・ドローン・レーシング・リーグ(DRL)と提携してこのコンテストを開始しました。

キース・リン(ロッキード・マーティンの同プログラムマネージャー)

これが位置付けられるのは、AIレーシングと呼ばれる分野です。NVDIAの最新GPUテクノロジーを使用して構築されたカスタムドローンが活躍する、そんな世界観はDRLによるドローンの一部のレースでは既に採用されていました。その分野が拡大する予兆が今回のニュースです。

これまでドローンのAIレーシングが細々と運営されてきたのは、AIドローンの研究開発には数千ドルがかかるのに簡単にクラッシュしてしまうからです。しかしAlphaPilotの場合はハードウェアが用意されています。チームは心置きなくレースに集中することができます。

静まった嘲笑

2019年10月に、AlphaPilotイノベーションチャレンジは第1回目の開催を迎えました。

はじめは観衆の目は嘲笑と退屈に色づいていました。しかし、この記事を読んでいるあなたなら気づいているかもしれません。場数を踏むごとに能力を恐ろしいほど高めていくのが、AIの真骨頂なのだと。

AIドローンが30マイルを超える速度で正確に飛ぶようになったころ、もう人々は嘲笑う事も、ビデオを早送りすることもありませんでした。誰もが真剣に思うようになりました。「プロの人間が操縦するドローンは、AIドローンは『いつまで勝てる』のだろうか」と。

自然災害時に人の命を救い、遠く離れた惑星を探索し、人間の持久力を高めることができる、AI搭載のハードウェアが活躍する世界を想像してみてください。

その科学はもはやフィクションではありません。

参照記事:Transforming science fiction to fact, one flying robot race at a time

AI×ドローン」のほかの記事もどうぞ

▶ その無人航空機が衝突しない理由とは
▶ 空中ターゲットを正確に追跡
▶ クンサン国立大、ドローン上での深層学習を検証へ

業界から探す

PAGE TOP