PayPalの元CTOがディープラーニングの会社を立ち上げた「理由」。

   
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最終更新日:2020/01/02

決済プラットフォーム「PayPal」の元CTOが、ディープラーニングの健康情報プラットフォームとなる企業、Global Care Analyticsを立ち上げた。同社は、「臨床費用データ」と「予測分析」を医療企業に提供する。


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PayPalのスコット、始動。

同社の社長には、以前PayPalの最高技術責任者(CTO)、LendingTreeなど大手企業の最高情報責任者(CIO)を務めていたスコット・ギルフォイル(Scott Guilfoyle)が就任した。
技術畑出身者が医療分野に進出したこの動きは、医療分野におけるAIへの関心の高まりと、「医療管理問題を解決するためにより多くの企業がAIを活用するようになってきた」傾向を示している顕著な例である。

「プリセットクエリ(あらかじめ定義済みの問い合わせ)を検索エンジンにドラッグアンドドロップすると、大規模なデータセットに対して正確に的を絞った複雑なクエリを即時に実行できます。」

とギルフォイル社長は説明している。

「1分に100万件のデータセットを取得できる超摂取型エンジンで検索をかけます 。これが驚くほど高速かつ正確で、特許も取得済みです。それから、我々が開発したプロセスでニューラルネットワークを使用して膨大なデータを分析し、これはますます正確になっていくのです。」

組織に眠るデータ、今こそ使え!

創設の目標の1つは、現在組織内で十分に活用されていない、ある意味「閉じ込められている」医療データを活用することだと、CEOのケヴィン・サリヴァンは言う。

「経営陣が、ケアサービスやその提供内容のギャップ、成果指標、そして患者集団の現状の健康状態をリアルタイムで管理できたなら、知識をもとに迅速な決断が可能となる。」とサリヴァン氏。

ギルフォイル社長によると、Global Care Payの分析技術を使用して、摩擦のない請求 – 申請 – 払い戻しシステムを採用する企業は、管理業務費用510億ドルから1,470億ドルを削減することができるという。

Global Care Administrators社は2周年を迎えており、現在資金調達中とのことだ。

参考記事


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